マーケット環境

2012年FIT導入から約10年、1MW以上の太陽光発電所は7,000箇所以上20GWの設備容量を超えます。脱炭素化の流れはますます勢いを増し、太陽光を始めとした再生可能エネルギーへの期待は高まるばかりです。とは言え、太陽光パネルメーカーによる激しい価格競争は製品の長期信頼性を犠牲にしている可能性が高く、すでに市場では不具合が散見されていることから今後、メーカー保証値を下回る出力低下などの問題が増加していくと予想します。また、度重なる自然災害は発電所に付保している保険にも影響を与え、長らく続いたソフトマーケット(安い保険料)からハードマーケット(高い保険料)へ転じる方向です。太陽光発電所のセカンダリーマーケットが活発化していく中、発電所の価値は適用されているFIT価格だけでなく発電所の安全性信頼性も重要な指標の一つになると確信します。

PVSQマネジメントの強み

専門家集団

太陽光パネルの評価・分析、リスク評価を含む各種コンサルティング、保険手配など各分野で経験豊富なスタッフに加え、認証・調査会社とのネットワーク

ワンストップ

太陽光発電所の技術評価&現地調査、太陽光パネル性能・信頼性評価及び各種コンサルティングやリスク評価、保険アドバイス、手配など

カスタマイズ

プロジェクトファイナンスの要件のひとつである各種レポート。以下の表『主なレポートに記載できる項目と内容』にある項目をニーズに応じて自由に選択。

レポートサービスの特徴

豊富なレポートサービス

プロジェクトファイナンスの要件のひとつとなっている『テクニカルデューディリジェンス(TDD)レポート』、『リスク評価レポート』に加えて、『現地調査レポート』、『太陽光パネル出力評価レポート』など各種レポートをご用意しております。

カスタマイズできる記載項目

スタンダードな記載項目はもちろんニーズに応じて項目を自由にご選択頂くことが可能です。

レポートに記載できる主な項目と内容

No項目内容
太陽光発電所主要設備、システム設計の評価・太陽光パネル、パワーコンディショナ(PCS)等の仕様、保証条項のレビュー
・電気回路、アレイ架台等の設計レビュー
各種契約書、関連法規・許認可事項のレビュー・EPC、O&M契約書に記載の業務範囲、責任範囲等のレビュー
・一般的な関連法規、許認可事項と当該PJで該当する事項との照合など
発電量予測・主要設備の仕様、システム設計や気象データ(統計値)に基づく発電量予測
※外部の調査会社に委託の場合あり
発電量実績の評価・実績システム出力係数(PR)と基準システム出力係数(PR)との比較検証(データ解析)
保守点検のレビュー・定期点検報告書のレビュー
・保守点検記録のレビュー
現地調査・太陽光パネル、架台、集電箱、接続箱、パワーコンディショナ(PCS)の目視検査
・発電所のセキュリティ、設備・管理状況の確認
・赤外線(IR)検査(晴天の場合)
太陽光パネルの性能評価(ラボ試験)・標準試験条件(STC)における出力性能測定、エレクトロルミネセンス画像撮影 (EL)等による高精度出力評価
・目視検査、湿潤漏れ電流試験による安全性確認
・不具合分析による劣化・故障箇所の特定、原因の推定(パネル内各セルの分離IV特性測定(非破壊)等)
太陽光パネルの長期信頼性評価(ラボ試験)・高加速温度サイクル試験、光劣化試験等による長期出力予測
・バイパス回路耐久試験、バックシート耐久試験等による長期安全性予測
自然災害リスク検証・発電所周辺の自然災害リスク(地震、津波、雷、風災、洪水)を気象庁、自治体の
 ハザードマップに基づき評価
 ※地震PMLは含みません。
10保険プログラム等の検証・建設、操業中に付保すべき保険種目、現在付保している保険の検証
・保険マーケット環境

サービスメニュー

太陽光発電所サービス 

現地調査レポートやテクニカルデューディリジェンスレポートの作成など各種太陽光発電所に関わるサービス

太陽光パネルサービス

太陽光パネルの出力性能評価、長期信頼性評価、不具合分析など各種太陽光パネルに関わるサービス 

~パネルの調達、受入検査から定期診断まで生涯出力管理をサポート!

リスクマネジメントサービス

リスク評価レポートの作成、アドバイザリー、保険手配など各種保険・リスクマネジメントに関わるサービス